スタッフ紹介

医師 鈴木祐吉

こころの発達にアンバランスを持つお子さ
んたちのために力添えをし、お子さんたち
の持っている可能性を引き出してあげたい
と考えています。

左の絵は知り合いのお嬢さんたち
が私の顔を描いくれたものです。  
私の特徴を上手にとらえています。 
嬉しくなって載せることにしました。

医師から一言

「こころの発達にアンバランス」を抱えたお子さんやそのご家族のサポートを行っていきます。 このようなお子さんたちは、毎日の生活をどう過ごして良いのかわからない、友だちとどう接して良いかわからない、というような日々を送り、時には友達との無用なトラブルを招き、怒られることが多いのが現状です。
今のところ、この領域では決定的な治療と言えるものがほとんどない状況ですが、「こころの発達にアンバランス」を抱えたお子さんたちにとって過ごしやすい環境を作ってあげることが出来れば、ずいぶんと状況は変わります。 そんな環境作りを推進しながら、私どもは、医療の面からお手伝いをさせて頂きたいと考えています。

☆人類が経験したことのないウィルスとの闘い

新型コロナウィルス感染症の流行を終焉させるには、人間が集団免疫を得ることだと書かれています。

免疫とは、人間の身体の中にできるウィルスに対する抵抗力ですが、あるウィルスに感染すること、そのウィルスのワクチンを受けることを通して、人間の身体の中にそのウィルスに対する抗体が出来ることです。 それがウィルスの再感染を防ぎます。

あるウィルスに対する免疫が人口の50〜70%に広がっていくと、そのウィルスに対する集団での抵抗力が増し、流行が収まるとのことです。 ですので、人類が新型コロナウィルスに対する抗体を獲得し、その人数が増えてくると、人類全体が新型コロナウィルスに感染しにくくなり、流行が抑えられます。 これが集団免疫による流行阻止です。

今の状況で、集団免疫が出来、新型コロナウィルスの流行が終息するまでに1〜3年はかかるとのことです。 まだまだ時間はかかりますが、ぶり返すであろう流行に耐えていくしかありません。

どんな病気にも合併症があります。 自分の身体を守ることを第一に考えてください。 不用意に感染しないことが大切です。


☆お役立ちサイトのご紹介

困りごとがあったら、調べてみたら良いサイトを見付けました。 お役に立つことがあると思います。 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、NHKの発達障害に関するコーナーです。 困っていることの解決方法が見つかるかもしれません。

https://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/

上記のサイトにアクセスして下さい。


☆注意欠陥多動障害の薬

注意欠陥多動障害(ADHD)をコントロールするために使われている薬は、今のところ発売順にコンサータ、ストラテラ、インチュニブの3種類です。 来年になると、4番目の薬が出てくるようです。

薬はあくまでも薬であり、薬を飲んでいさえすれば、ADHDが完全にコントロールされるということはありません。
服薬することと環境調整がADHDのコントロールに必要です。 環境調整は家で行うこと、学校で行うこと等、色々な状況下に合わせて行わなければなりません。 例えば、起床から登校がスムーズに行かないような場合には、起床を促し、首に朝の予定表をかけてあげ、これを見ながら行動しなさいと毎日伝えることも大切です。 また、学校からの忘れ物が多い場合、先生に声掛けしてもらう、連絡帳をチェックしてもらうと言ったことをお願いすることも重要です。

薬ですが、10〜12時間しか効果のないもの、しっかりと毎日服薬しないと効果が現れないものがありますから、薬の特徴を見極めて服薬しましょう。
また、これから薬の種類も多くなりますので、選択肢が広がります。 現在服用している薬の効果に疑問を持ったり、副作用が気になるようであれば、ご相談ください。


☆最近、注意欠陥多動障害のお子さんが意外と多いのではないかと感じています。

一般的に、注意欠陥多動障害のお子さんには、注意散漫で集中力がない、多動や衝動性があるといった特徴が見られます。
多動や衝動性があれば、目に付きますので、早期に発見できるのですが、大人しいけれども集中力に欠ける不注意優勢型注意欠陥多動障害と言われるグループのお子さんを見つけることや診断することは難しいものです。
1年ほど通われていて、たまたま「ひょっとして」と思い、見つかることもあります。
注意欠陥多動障害という診断は主観的に付けられるもので、検査を行い、こんな結果が出れば、間違いなく診断できるというものではありません。
ですので、目立たないお子さんでは、診断が難しいこともあります。 
そこで、当クリニックでは、注意欠陥多動障害に有効な薬を試用し、診断に役立てようと考え、注意欠陥多動障害が疑われるお子さんに服用してもらうようにしています。
そうしたところ、意外に多くのお子さんに薬の有効性が見られ、学校生活が見違えるほどに改善してくることが分かりました。
本来、治療的診断は次善の策ですが、他に良い診断方法がない場合には、試行してみる価値があるものだと感じました。
当クリニックでは、出来る限り客観的に診断するように努めていますし、薬を試用するのもそのことで重要な意味合いを持ちます。
また、薬によるコントロールに不安を持つご家族の方には、そのことに配慮した対応もしたいと思っています。
どんなことでも、ご相談ください。


☆注意欠陥多動障害のWEBサイトについて

注意欠陥多動障害(ADHD)について記載されたWEBサイトがあり、当クリニックのホームページで紹介しても良いとのことでしたので、以下にアドレスを記します。 ご利用ください。

http://www.adhd-info.jp/


☆遊ばせ方

発達促進のための遊び-Ⅰ

①一人遊びからの開放
自己刺激的行動、常同行動をできるだけ少なくする
テレビ、ビデオづけは やめる

②物を操作する遊びへ
最初はからくりの簡単な「おもちゃ」を与える
発達レベルに合ったものから徐々に刺激的な「おもちゃ」へ

③親と遊ぶ(二者間の遊び)
一緒に遊ぶことの楽しさを体験させる
遊びを通して親を意識させる
目が合うようになったら模倣させる(簡単なことから)

④仲間を意識し、一緒に遊ぶ(集団での遊び)
できるだけ早い時期から集団へ参加させる
最初は、子どもと子どもの関係作りを大人が仲介する


発達促進のための遊び-Ⅱ

①子どもにインパクトを与える遊びを工夫する
触覚や温度覚(スキンシップや水など)を利用
複数刺激(聴覚、視覚など)を同時に与える
大きい物、音や動くものなどを利用する
音楽やリズム、体操を利用

②積極的に身体を使う遊び
全身を使う遊びは神経の発達を促進する

③物を造ったり壊したりする遊び
達成感を味わい、エネルギーを発散させる

④空想遊び
想像力を養うような構成的な遊び
ごっこ遊び(ままごとや買物ごっこなど)
続き遊び(楽しめる遊びを毎日少しずつ発展させる)


☆虎の巻

こころの発達にアンバランスのあるお子さんに寄り添いながら生活していく中で、不思議なことや困ることがあると思います。 クリニックでは、その都度具体的にその解決方法をお伝えしていますが、札幌市のホームページに以下のようなサイトがあることを知りました。

冊子「虎の巻」シリーズ〜発達障がいのある人たちへの八つの支援ポイント〜
http://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/hattatu/hattatu.html

お読みになると、日常の中でお子さんとの関りに役立つと思います。 また、それぞれの文書がPDFになっていますので、パソコンにダウンロードしておけば、必要な時に読むことが出来ます。 ぜひ一度アクセスされて、ご活用ください。


☆自閉症に関する最近の知見について

オキシトシンと言うホルモンがあります。 以前から、このホルモンは子宮収縮(陣痛促進)作用や乳汁分泌作用が知られていましたが、自閉症の人たちに投与すると、人とのコミュニケーションが良くなるという結果が出ています。 現在、限られた成人に臨床実験的に投与されている状況ですが、安全性が確認されれば、自閉症の人たちのコミュニケーション能力を改善するために使用されるようになるでしょう。 鼻の中に噴霧して投与する薬剤ですので、お子さんでも簡単に使用出来ると思います。

もう一つは、お子さんが小さい時に自閉症であることを見い出し、早期に対応することがお子さんの成長にプラスになるということがはっきりしたことです。 お子さんへの対応には、お子さんが負担にならない刺激の少ない環境作りが大切です。 また、感情を抑えたコミュニケーションがお子さんの負担を軽くし、コミュニケーションが取りやすくなることが分かってきたようです。